むし歯の予防といえば、「歯みがき(プラークコントロール)」
「フッ素」「おやつの回数(間食回数)」が有名ですが、
実はこれ以外に「むし歯のなり易さ」を決めるものが、
他に5つもあることは知られていません。
があります。
しかし、この5つはあまり知られていません。なぜこの5つがあまり知られていないかというと、これを改善するためには専門的な知識と専門的な検査が必要なため、家庭のケアだけではなかなか出来ないためだからです。
「予防を頑張っているのになぜむし歯が!?」と思われる方は、前述3項目は出来ているけれど、後述5項目の状態が良くない可能性が高いです。
考えてみて下さい。むし歯は、むし歯菌がいることで起こるのです。その菌の活性が高いといくら歯みがきしても追いつきません。逆に、口腔内のむし歯菌の環境を変えることで無理なくむし歯にならずにすむのです。
また、唾液は歯を再石灰化する重要なものです。その唾液の質がわるいと歯が溶けていってしまいます。唾液の質がいいと多少歯みがきの仕方が悪くても補助してくれるのです。
SiLL-Ha(シルハ)という器械を用いて、唾液から口腔内の環境をデータ化します。
5分~10分ほどですぐに結果が出る為、患者様をお待たせしません。
データでは、虫歯や歯周病の原因となる菌の数や、口腔内の環境が分かります。
検査の結果を元に、あなたに合ったオーダーメイドの治療方法・予防方法をご提案いたします。
お口の機能と審美性を蝕む大きな原因になるのが、むし歯菌、歯周病菌などの口腔内細菌です。
専用の顕微鏡を用いて、お口の状況を肉眼では見えない部分まで診断します。
お口の中、歯の表面に、歯の汚れのようなもの(右の写真)が付着していることを多くの方がご存じかと思います。
一般的に「歯垢(プラーク)」と呼ばれるものですが、実はこれは単なる食べかすなどの塊ではありません。この歯垢を高精度の顕微鏡で拡大して観察すると、この歯垢は実は「細菌の巣」であることが見て取れます。虫歯、歯周病という代表的な歯の病気は、実はこのプラークに潜む細菌によって引き起こされているものです。細菌が存在しない状態では、虫歯や歯周病は発生しないのです。
では、これらの細菌が生まれた時からお口の中にいるのか、というと実はそうではありません。生まれたばかりの赤ちゃんにはこれらの細菌はいないのです。実は、これらの細菌は、お箸の使い回し、歯ブラシの接触、キスなどの性交渉などを通じて、他者から感染させられたものなのです。共に生活する人が歯周病などに感染している場合、その他の健康な家族や友人にもリスクが生じてしまうのです。
口腔細菌感染症の代表格である「歯周病(歯槽膿漏)」は日本人が歯を失う理由として最も確率が高い病気です。 皆さんはこの歯周病が引き起こすリスクについてはご存じでしょうか? このリスクを知ることが、実は健康な生活を送る上での必須条件であるともいえます。 歯周病の大きなリスク、それは、
の2つです。
歯周病は、「食べる」という人間の生命に関わる活動を困難にし、且つ、死に直結する病気を引き起こす、まさに「死の病」と言われている恐ろしい病気なのです。