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コラム

子どもの頃から矯正を始めるメリット・デメリットについて解説!

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こんにちは。

尼崎市の武庫之荘駅前歯科 院長の山城です。

今回のテーマは「子どもの頃から矯正を始めるメリット・デメリット!」です。

矯正は大人になってからもできますが、子どもの頃から始めると得られるメリットもあります。

メリットにはどんなものがあるのか?デメリットも合わせて紹介させていただきます。

 

小児矯正とは?

乳歯から永久歯に生え変わる時期「混合歯列期」に行う矯正治療のことを小児矯正と言います。

年齢としては、6歳から12歳頃に行い、歯科用語では1期治療とも言います。

成長期に行うので、歯並びの改善だけでなく顎の成長の大きさやバランスをコントロールできます。

 

小児矯正5つのメリット

 

子どもの頃から矯正を始めるメリットは以下の5つ挙げられます。

①抜歯を回避できる可能性がある

小児矯正で、歯の並ぶスペースが少ない場合は、顎の骨を広げてスペースを作ります。

成人矯正では、顎が小さくスペース不足で歯並びが悪くなっている場合、顎の大きさはコントロールできないため、歯を抜いて歯並びが重ならないようにスペースを作る必要があります。

小児矯正から始めることで、顎の成長をコントロールしながら歯を並べていくので、スペース不足による抜歯の可能性を減らすことができます。

 

②成人矯正より費用を抑えられる

1期治療の装置の種類にもよりますが、2期治療と比較すると費用を抑えた治療が可能となっています。

1期治療で治療が完了するケースもあるため、結果費用が安く済んだということもあります。

 

③顎のバランスが整う

成長期の矯正をすることで、かみ合わせが改善され、顎がバランス良く成長する効果があります。

 

④悪習癖を改善できる

小児矯正の装置の中には、悪習癖を改善する効果や悪習癖の原因となる口腔周囲筋を鍛える装置があります。

結果、口呼吸、舌癖、指しゃぶり等の悪習癖が改善されることがあります。

 

⑤早期から虫歯や歯周病予防ができる

歯並びが改善するため、歯磨きやお口の中の管理がしやすくなり虫歯や歯周病の予防ができます。

また、矯正治療時に定期的にお口の中のチェックを行うので、虫歯や歯肉炎を初期段階で見つけることができたり、お口の中への関心が高まります。

 

小児矯正の4つのデメリット

デメリットは以下の4つが挙げられます。

 

①管理が出来ないと虫歯のリスクが高くなる

装置がつくことで歯磨きがしにくくなったり、装置を付けている間は唾液が汚れを流してくれる自浄作用が低下します。

そのため、しっかり歯磨きをしたり、食生活に注意しないと虫歯になってしまいます。

 

②お子さんの協力や理解がないと歯並びが治らないケースがある

1期治療の場合、マウスピースタイプの装置や就寝時に着用する装置もあります。

そのため、お子さんが矯正装置を嫌がったり、装着を忘れてしまうと効果が得られず、歯並びが治らないケースもあります。

保護者の方とお子さんの協力が不可欠となります。

 

③小児矯正だけでは治らず、成人矯正が必要なケースもある

顎の成長は先が読めないことが多く、成長期に入り、予想以上に顎が成長してしまったり、成長が止まってしまうと、再治療が必要なケースもあります。

その時は、成長期が終わった段階で外科処置が必要となることもあります。

 

④治療期間が長くなる(成長が終わるこるまで経過観察が必要)

小児矯正の場合、そこで治療が終了しても中学〜高校生くらいまでの顎の成長がピークとなる時期まで経過をみる必要があります。

そのため、継続的に歯科医院でチェックを受ける必要があるため、矯正期間が長くなってしまいます。

 

まとめ

小児矯正を始めるにあたって、得られるメリットも多くありますが、デメリットを知ることも重要です。

せっかくお子さんのためにと思って矯正を始めたのに、こんなはずじゃなかった…ということがないようにメリット・デメリットをしっかりと把握して小児矯正を始めましょう。

また、矯正治療を始める前の不安や心配なことは担当歯科医師に相談してみてください。

尼崎市の歯科医院(歯医者)の武庫之荘駅前歯科では、むし歯(虫歯)治療や歯周病はもちろん、虫歯予防、小児歯科、小児矯正、矯正歯科、審美歯科など最新の治療にも対応しています。

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