妊娠中の歯科治療って大丈夫?よくある質問をQ&A形式で回答!
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こんにちは。
尼崎市の武庫之荘駅前歯科 院長の山城です。
今回は、妊娠中の歯科治療でよくある質問をQ&A形式で回答していきます。
妊娠中は多くの変化が体に起こり、その中でもお口の健康が気になる方が多いかと思います。
実際、妊婦検診でも歯科受診をすすめられますよね。
そこで今回は、妊娠中の歯科治療に関するよくある質問に答えていきたいと思います。
よくある4つの質問
ここでは歯科治療の際に妊婦さんからよくいただく質問に回答していきます。
Q1: 妊娠中に歯科治療を受けても大丈夫ですか?また治療に適した時期はいつですか?
A: 妊娠中でも歯科治療は必要に応じて行うことができます。
特に安全とされているのは妊娠中期(妊娠4ヶ月〜6ヶ月)です。この時期は、胎児の主要臓器の発達がほぼ完了しており、治療による影響が最小限に抑えられます。むし歯の治療や歯周病の治療、歯のクリーニングは妊娠中に受けておく必要があります。
痛みや腫れなどの緊急を要する場合は、妊娠期間に関わらず適切な治療を受けることが可能です。
Q2: 歯科治療に使用する局所麻酔は胎児に影響がありますか?
A: 歯科で使用する局所麻酔薬はごく少量であるため、母体や胎児への影響はないと言われています。
ただし器官の形成や発達期である妊娠初期では避けることが望ましいとされています。
歯科麻酔を使用しなければならない処置に関しては緊急の場合を除き、治療は産後に延ばすなどの対応を取らせていただいております。
不安な場合は気兼ねなくお申し付けください。
Q3: 妊娠中にレントゲン撮影をしても問題ないのでしょうか?
A: 歯科のレントゲンはお口の中の限られた部位のみをX線の量も少なく撮影するため問題ないと言われています。
さらに撮影の際には、鉛の防護用エプロンを着用して行うため影響はほぼありません。
極力緊急の場合のみ撮影を行いますのでご安心ください。
Q4: 妊娠中の薬の服用は大丈夫でしょうか?
A: 薬の服用には、注意が必要です。
歯科では、抗生物質や鎮痛剤が処方されることが多くありますが、妊娠中の方には基本的に投与しないことを前提としています。
痛みが強く、使用しなければならない場合は胎児への影響が少ないものを必要最小限投与します。
妊娠中に起こる歯のトラブル
妊娠中はつわりやホルモンバランスの変化により、さまざまなお口のトラブルが発生しやすくなります。ここでは、特に注意したい3つの歯やお口のトラブルについて説明します。
① むし歯
妊娠中は、お口の中の環境が変化するためむし歯になりやすいです。
唾液の減少や食事の変化、つわりでブラッシングできないため、むし歯になってしまう方も多くいます。
また吐きつわりの方は、酸の影響を受けることで歯が溶けやすくなっていることも一つの要因です。
体調の良いときを見計らい、丁寧なブラッシングとフロッシングを心がけ、歯科検診を受けることが重要です。
② 歯周病
妊娠するとホルモンの影響で歯肉の炎症が起こりやすくなります。
妊娠性歯肉炎と呼ばれるこの状態は、歯肉が腫れやすく、出血しやすくなることが特徴です。
放置することで歯周病が進行したり、重度の歯周病は早産や低体重児出産のリスクを高めます。
安定期に入ったら歯周病の治療や歯のクリーニングを受けることで予防できます。
③ 親知らずの痛みや腫れ
妊娠中には免疫力の変化も見られるため、親知らず周辺に炎症が起こることがあります。
親知らずが部分的にしか生えていない場合、食べ物のカスや汚れが挟まりやすく、感染や炎症を引き起こす原因となります。 痛みや腫れがひどい場合は、緊急で対応が必要なこともあるため、早めに歯科医院を受診しましょう。
まとめ
妊娠中は体調などが不安定になりがちですが、お口の健康も大切です。安定期に入ったら、歯科検診を受けて、お口の状態をチェックすることをおすすめしています。
何か気になることがあれば遠慮なくご相談ください。
尼崎市の歯科医院(歯医者)の武庫之荘駅前歯科では、むし歯(虫歯)治療や歯周病はもちろん、虫歯予防、小児歯科、小児矯正、矯正歯科、審美歯科など最新の治療にも対応しています。
全チェア個室・徹底した滅菌、感染対策など家族で安心して通って頂けますので、歯の悩みはお気軽にご相談ください。