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コラム

過蓋咬合とは?原因や放置するリスクも合わせて解説!

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  • 歯科

こんにちは。

尼崎市の武庫之荘駅前歯科 院長の山城です。

今回のテーマは、不正咬合と言われる歯並びについてです。

笑った際や、歯を鏡で見たときに歯並びが気になる方もいるのではないでしょうか?

今回は治療が必要な歯並びの種類の中で「過蓋咬合」について解説していきます。

笑った時に歯肉が多く見えてしまうケースや、歯のかみ合わせが深いケースが過蓋咬合に該当します。

以下で詳しく説明していきます。

過蓋咬合とは?

 

 

 

過蓋咬合とは、奥歯で咬んだ際に上の前歯が、下の前歯に過剰に覆い被さることで、下の前歯が見えにくくなっているような状態の咬み合わせです。 

別名、ディープバイトとも言います。

過蓋咬合は顎に負担がかかるため、顎の関節に痛みが生じたり、咬むたびに歯肉に多くの負担がかかり、歯周病の原因になることがあります。

 

なぜ過蓋咬合になるの?

過蓋咬合になってしまう原因は、以下の3つが挙げられます。

遺伝

原因の1つ目は、遺伝です。

歯並びや骨格は、ご両親や親族で似るケースが多く、骨格的な遺伝から過蓋咬合となってしまうことが考えられます。また、上顎骨の成長発育が進み過ぎることや、下の顎がの成長発育が弱く、小さいことも原因となります。

悪い癖

原因の2つ目は、指しゃぶりなどの悪い癖です。下唇を噛む癖や無意識に吸う癖、指しゃぶりの癖がなかなか治らなかったり、奥歯を常にかみ締める癖があると、歯の傾きに異常が起こり、過蓋咬合となります。

乳歯の早期脱落

原因の3つ目は、乳歯の早期脱落です。大きな虫歯があったり、生え変わる時期が早かったりすることで嚙み合わせが低くなり、過蓋咬合になってしまうと言われています。

 

過蓋咬合を放置するリスク

見た目に影響が出る

第一のリスクとして挙げられるのが、見た目に影響が出てきます。笑った際に歯肉が見える面積が多く、恥ずかしいと感じる方がいます。

見た目のコンプレックスにつながり、笑うことをためらったり、笑顔を隠してしまいます。

顎関節症

過蓋咬合は前歯が本来の役割を果たさず、奥歯の負担が多くなります。顎関節や顎の筋肉に負担がかかるため、顎関節症となってしまいます。

歯肉の炎症

前歯のかみ合わせが深いことで、下の歯が当たり、上の歯の裏側の歯肉を傷つけてしまいます。常に前歯の歯肉の裏側に炎症や腫れが起きてしまいます。また、奥歯にかかる負担も多く、そこから歯肉に炎症が起こり、力が原因の歯周病が起こってしまいます。

 

過蓋咬合を治すには?

過蓋咬合を治すためには矯正治療が必要となってきます。以下に矯正の種類を挙げていきます。

方法①マウスピース矯正

目立たない矯正装置を使い矯正を行う方法です。マウスピース型の装置を用いて、歯を動かしていきます。装置は取り外しが可能なため、歯ブラシや食事がしやすいことや、治療中の痛みが少ないことが特徴です。

方法②ワイヤー矯正(歯の表側、ブラケット矯正)

歯の表側に金属製もしくはプラスチック製の装置を付け、ワイヤーを通して歯を動かす治療方法です。症例数が多いので、安心して治療を受けることが可能となっています。

方法③ワイヤー矯正(歯の裏側)

歯の裏側に金属製の金具もしくはプラスチック製の装置を装着し、そこからワイヤーを通して歯を動かす方法です。ワイヤーを使いますが、歯の裏側に装置が付くため矯正装置が治療中だとわかりにくいことや、食事や歯磨きが難しいなどの特徴があります。

 

過蓋咬合から歯を守るためには?

矯正治療はできないけど、ご自身の歯を守りたい方には歯を守るためのマウスピースやナイトガードの作成をおすすめしています。

まとめ

今回は、過蓋咬合について詳しく解説させていただきました。

歯並びはお口の中に様々な影響を与えます。過蓋咬合では、顎関節症のリスクや歯の力が過剰にかかることによって歯肉や歯の骨が炎症を起こします。

ご自身の歯を守るための治療法としてマウスピースやナイトガードを作成したり、矯正治療を行ったりすることが挙げられます。

ぜひ参考にしてみてくださいね。

 

尼崎市の歯科医院(歯医者)の武庫之荘駅前歯科では、むし歯(虫歯)治療や歯周病はもちろん、虫歯予防、小児歯科、小児矯正、矯正歯科、審美歯科など最新の治療にも対応しています。

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