歯周病の治療法について解説!自分で治す方法はあるの?
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こんにちは。
尼崎市の武庫之荘駅前歯科 院長の山城です。
今回は「歯周病」について解説していきます。
テレビCMなどでもよく耳にする歯周病ですが…皆さんどんな病気かご存じでしょうか?
「歯科医院で歯周病の診断を受けたが、どうしたらいいの」とお困りの方もいるのではないでしょうか?
歯周病という病気についてや原因、治療法について詳しくお話していきたいと思います。
歯周病とは?
歯周病は、歯を支える組織(歯茎や歯槽骨)に影響を及ぼす炎症性疾患です。
初期段階では歯肉炎と呼ばれ、歯茎が赤く腫れたり、出血しやすくなります。
進行すると歯周炎となり、歯槽骨が破壊されて歯がぐらつき、最終的には自然と抜け落ちることもあります。
歯周病セルフチェック
- 歯肉から血が出る
- 歯肉が腫れることがある
- 歯肉の色が赤い
- 膿が出る
- 口臭を指摘される
- 最近歯科医院で歯石を取っていない
- 歯がぐらぐらする(揺れている)
歯周病の原因
歯周病の直接的な原因は、プラーク(歯垢)です。
歯垢(プラーク)は生きた細菌の塊で、そのほとんどが酸素の少ない場所を好むため、歯と歯ぐきのすき間(歯周ポケット)に潜んでいます。
この歯垢(プラーク)中の細菌が出す毒素によって、歯肉に炎症が起きてしまいます。
歯周病の治療法
歯周病の治療法には以下のような治療方法があります。
①歯周基本治療
歯石除去(スケーリング)とルートプレーニングがあります。
歯科医師や歯科衛生士が歯や歯肉の表面からプラークや歯石を取り除く処置です。これにより、歯周ポケット内のバクテリアを減少させ、歯肉の炎症を軽減します。
ルートプレーニングは、歯根の表面を滑らかにし、再びプラークが付着するのを防ぐために行われます。
②自宅でのセルフケア
歯周病の予防と治療には、自宅でのセルフケアも重要です。
適切な歯磨きは必須で、歯科医師や歯科衛生士からブラッシング指導を受け、正しいブラッシング方法を習得しましょう。また、歯ブラシだけではお口の中の6割程度の汚れしか除去できません。
デンタルフロスや歯間ブラシを使用し、歯と歯の間に溜まるプラークを取り除きましょう。
③歯周外科治療
中等度から重度の歯周病の治療には、歯周外科治療を行うことがあります。
フラップ手術という、歯肉を切開し、普段見えない歯肉の下の歯石や汚れを取り除く治療や歯周組織再生治療という、失われた骨を再生する治療もあります。
自分で治す方法はあるの?
歯周病の初期段階である歯肉炎は、適切な口腔ケアを行うことで改善が可能です。
しかし、進行している歯周病に関しては自分で治すことは難しいため歯科医院にて歯周病治療を行うことが望ましいです。
初期の歯肉炎の改善には毎日の歯磨きを徹底し、歯周病の原因となるプラークをしっかりと除去しましょう。
また、汚れの残りやすい歯の間は、デンタルフロスや歯間ブラシを使用しましょう。
まとめ
歯周病は放置すると深刻な問題を引き起こす可能性がありますが、早期に適切な治療を行うことで改善が期待できます。
歯周基本治療、自宅でのセルフケアを行い健康な歯と歯茎を維持しましょう。
定期的な歯科検診も忘れずに受けることが大切です。
尼崎市の歯科医院(歯医者)の武庫之荘駅前歯科では、むし歯(虫歯)治療や歯周病はもちろん、虫歯予防、小児歯科、小児矯正、矯正歯科、審美歯科など最新の治療にも対応しています。
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