審美歯科とは歯のクリーニングや漂白など審美的に歯をキレイにするだけではなく、お口の中全体の機能面も含めた治療です
自費診療が中心ですが、歯の詰め物や被せ物などは材料の質も高く、長期的な使用を考えると非常に優れています。
下に示した図は、CAD/CAMを用いた治療の流れを示しています。
通常は、詰め物被せ物の治療を行う際、歯の型を取り、専門の技工所と呼ばれる専門家に作成をお願いすることになるため、
治療完了までに非常に時間を要しますが、CAD/CAMは当院内ですべての工程を完了できるため、
なんと、最短1日で!
むし歯の再発リスクが抑えられ、見た目にも綺麗な詰め物・被せ物を製作することが可能です。
歯を削った後、3Dカメラで口腔内撮影します。 往来の型取りの不快感を味わうことなく、青色LED 3D光学カメラを使用し患歯を撮影するだけ。わずか秒数で患部の歯列がモニター上に再現されます。
コンピューターの3D画面上で設計します。 あらゆる角度から、咬みあう部分や形を微調整し理想的な形にしていきます。設計後、様々な色のセラミックブロックからもっとも適した色を選びます。
ミリングマシンが設計データを元に加工します。 コンピューターで設計されたデータをもとにセラミックブロックを削り出し、みるみるうちに精度のすぐれた修復物を加工、 作製していきます。
口腔内にセットして治療完了です。 10年間で90%以上の残存率を実現するCAD/CAMシステム。削りだされたセラミック修復物を口腔内へセットします。これですべての治療が完了となります。
陶材(お皿などに用いられる陶器の素材)であり、白く美しい歯を作る上で最も一般的な素材です。
鉱石の一種であり、宝石や人工ダイヤモンドとして使用されている素材です。
セラミックとプラスチックの2つを配合した素材であり、白い色に仕上げられると共に、歯と同じ程度の硬さを持つ素材です。
日本人のむし歯発生率は、欧米など先進国の中でワースト1だと言われています。これは、日本人が初期のむし歯にした際、
多くの場合に「金属」の詰め物・被せ物を選択することもその1つとして考えられます。
一度、歯の治療を行うと、必ず詰め物や被せ物と、自分の歯の境目に“隙間”ができてしまいます。
この隙間にむし歯の原因菌が入り込み、手の施しようがないくらいまでむし歯を進行させてしまいます。
実は、むし歯が大きくなる本当の理由は、「歯を削った 後の詰め物の隙間」なのです。
金属の詰め物、プラスチック(レジン)の詰め物は、この隙間が大きくなり、また近い将来、むし歯が再発するリスクを下げることが難しくなります。
下記の表にあるとおり、アマルガムやメタルインレー、また摩耗のはげしいレジンなどの平均寿命は非常に短くなります。
一方、CAD/CAMシステムによるセラミックの寿命は、この隙間を作りにくくすることができ、歯の汚れも付きにくいという性質から、
平均寿命の観点からも非常に優秀な成績を残しており、結果として、歯の予防に貢献しているといえます。
詰め物の治療に用いる素材 | 適応 | 平均寿命 | 10年後生存率 |
---|---|---|---|
アマルガム充填 | 保険適応 | 7.4年 | 72.0% |
レジン充填 | 保険適応 | 5.2年 | 60.4% |
メタルインレー | 保険適応 | 5.4年 | 67.5% |
セラミックインレー | 自由診療 | 20年 | 95.0% |
当院は専任の技工士が在籍しているため、
外注技工所に出すことなく白い歯の作製ができます。
そのため、短期間で適正価格でのセラミック提供が可能になっています