皆様の治療に利用させていただいている器具は、確立された手順と徹底した処理により、
安心してお使いいただける安心・安全な衛生状態を常に維持されております。
患者様には見えない部分だからこそ、一番丁寧に仕事を行う。
それが、私達の仕事に対する姿勢であると考えています。
当院は「安心・清潔」にこだわり、「滅菌・消毒」の処置を徹底して管理しています。
灯台下暗し。感染リスクと全身への影響は“歯科治療時”に非常に高まります。
歯科治療では様々な検査が行なわれますが、歯周病の進行度を測る検査としてプロ-ビング(歯周ポケット検査)というものがあります。歯と歯茎の間の深さを測ったり、出血の有無を判定したりします。多くの医院では安易に行なわれているこの検査ですが、実は歯周病菌はこういった出血から血管に入り込み、全身を駆け巡り全身疾患を引き起こすことになります。
当院では、必ず人体に安全な殺菌機能水を用いて、まず歯の表面に存在する細菌を除菌してから検査を実施し、それにより全身への歯周病菌の拡散を防止しています。
お口の中、歯の表面に、歯の汚れのようなもの(右の写真)が付着していることを多くの方がご存じかと思います。一般的に「歯垢(プラーク)」と呼ばれるものですが、実はこれは単なる食べかすなどの塊ではありません。この歯垢を高精度の顕微鏡で拡大して観察すると、この歯垢は実は「細菌の巣」であることが見て取れます。
虫歯、歯周病という代表的な歯の病気は、実はこのプラークに潜む細菌によって引き起こされているものです。細菌が存在しない状態では、虫歯や歯周病は発生しないのです。
では、これらの細菌が生まれた時からお口の中にいるのか、というと実はそうではありません。生まれたばかりの赤ちゃんにはこれらの細菌はいないのです。
実は、これらの細菌は、お箸の使い回し、歯ブラシの接触、キスなどの性交渉などを通じて、他者から感染させられたものなのです。共に生活する人が歯周病などに感染している場合、その他の健康な家族や友人にもリスクが生じてしまうのです。
口腔細菌感染症の代表格である「歯周病(歯槽膿漏)」は日本人が歯を失う理由として最も確率が高い病気です。
皆さんはこの歯周病が引き起こすリスクについてはご存じでしょうか?このリスクを知ることが、実は健康な生活を送る上での必須条件であるともいえます。
歯周病の大きなリスク、それは、
・歯を支える土台となる歯茎の骨を溶かす。⇒結果的に歯が抜ける。
・心臓病、糖尿病、誤嚥性肺炎、血管障害、早産など、死に直結するような全身疾患を引き起こす。
の2つです。
歯周病は、「食べる」という人間の生命に関わる活動を困難にし、且つ、死に直結する病気を引き起こす、まさに「死の病」と言われている恐ろしい病気なのです。
上記にもあるように、実は歯科医院は多くの口腔疾患を持つ患者様の治療にあたるため、しっかりとした器具の滅菌・消毒、管理体制が取られていなければ口腔疾患を感染させてしまう危険性が非常に高い状況下にあります。
しかしながら、基本セットと呼ばれる簡単な器具については滅菌をする医院がほとんどですが、右の写真のようなタービンと呼ばれる歯を削る機械については、患者様毎に滅菌する医院はかなり少数であることをご存じでしょうか?治療毎に外すのが面倒ということもあるのかもしれませんが、手間と費用がかかるため、黙認している医院が多いというのが実状のようです。
しかし、当然ながらこの器具はお口に直接運ばれるものであるため、だ液などが付着し感染リスクが非常に高い器具でもあります。当院では患者様の安全をお守りすることを当たり前の義務とし、患者様毎に100%滅菌をしっかりと行なっております。治療に来て感染することは医療としてあってはならないことと当院は考えます。
消毒・殺菌作用が注目されている次亜塩素酸を用いたポイックウォーターを使用しています。院内の除菌・消毒はもちろん、口腔内の細菌にも有効な為、むし歯や歯周病の予防などにも繋がります。もちろん、人体にはまったく無害です。
歯の削りカスや、目に見えない汚れを超音波洗浄機で落とします。
オートクレーブと併用して使用します。
歯を削る道具(タービン、ハンドピース)の内部の汚れを高圧オイルで洗浄するものです。
ふくおか歯科では、使用後ただちに滅菌専任スタッフが洗浄して高速滅菌を行います。
金属製の治療器具、削る道具(タービン、エンジン)を、高圧蒸気によって完全滅菌処理します。これにより肝炎ウィルスはもちろんほとんどの微生物は死滅します。 3台の滅菌器をフル稼働して、安心・安全のために患者様ごとに滅菌したタービン・エンジンを使用しております。
滅菌された器具類は、使用直前まで殺菌灯BOX内に保管されます。
歯を削る際に飛散する細々な物質を吸収し、診療室内の空気を清潔に保つために、各診療台に口腔外バキュームを設置しております。